気象センサーや土壌センサー、Webカメラを使い、温度・湿度・風速・雨量・土壌温度・土壌水分などの環境データを測定します。そのデータは、パソコンやスマートフォンの画面で見ることができます。
太陽光発電をバッテリーに蓄電した再生エネルギーを電源に、小型コンピューター(raspberry Pi)でスケジュール管理と省電力制御を行い、10分間毎に自動起動します。
構成機器は、CPU・通信モデム(SIMカードを実装)・充電コントローラー・バッテリー・太陽光パネル・気象センサー・土壌センサー・Webカメラなどです。
想定したデータは、4Gのデータ通信を利用して、富士通 秋彩(Akisai)のクラウド「アグリマルチセンシングSaaS」へ送信します。
測定間隔 | 10分 |
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気象センサー | 温度-20~60℃、湿度1~99%、照度0~30万lux、雨量200㎜/h、風向0~359°、風速0~50m/s、紫外線0~2万μW/㎝ |
土壌センサー | 地温-10~50℃、土壌水分0~100%、EC0~7mS/㎝ |
Webカメラ | 静止画、パン・チル・ズームなし |
環境条件 | 動作・保存:温度-10~50℃、結露:なきこと、耐性:防滴 |
ゲートウェイの親機を中心に、子機と測定センサーを最大数㎞の範囲に複数台数、設置します。子機と親機間は、特定小電力無線網のLPWA通信(LoRa規格、920Mhz)で、軽量な測定データを集配信します。親機は、4G通信(2.1GHz・800Mhz等 )により、子機より集信した測定データをクラウド側のサーバーへ一斉配信します。
LPWAは、Low Power Wide Areaの略号です。Low Powerでは、乾電池などを使用します。Wide Areaでは、最大数㎞の長距離通信が可能です。
露地または施設栽培向け土壌センサーや、水田向け水位・水温センサーを使用することができます。
測定間隔 | 10分または20分 |
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土壌センサー | 地温-10~50℃、土壌水分0~100% |
環境条件 | 動作・保存:温度-10~50℃、結露:なきこと、耐性:防滴 |